マイナンバーカードとは
マイナンバーカードは行政の効率化を目的に2016年から始まった制度。同制度では子供からお年寄りまで、日本に住民票を持つ一人ひとりに12桁の個人番号(マイナンバー)が割り当てられ、税や社会保険などに紐付けられます。マイナンバーカードの発行は任意。
マイナンバーカードにはICチップが組み込まれ、12桁の個人番号とともに、顔写真に加え、氏名、住所、生年月日が記載されます。
地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が運営するマイナンバーカード総合サイトではマイナンバーカードを発行するメリットとして以下の6つを挙げています。
①マイナンバーを証明する書類として利用可能
②各種行政手続きのオンライン申請等に利用可能
③本人確認の際の身分証明書として利用可能
④各種民間のオンライン取引等に利用可能
⑤市区町村で提供する様々なサービスに関するカードをマイナンバーカードに一本化することが可能
⑥コンビニなどで各種証明書の取得に利用可能
その他、2021年には健康保険証としての利用もできるようになる予定。
マイナンバーカード発行枚数 約2,000万枚、国民の約6人に1人(2020年4月現在)。
マイナポイントとは
2020年7月から「マイナポイント」の予約・申込が開始された。
「マイナポイント」とはマイナンバーカードの普及を進めようと総務省がキャッシュレス決済事業者と連携し、マイナンバーカード保有者を対象にポイント還元を行う事業とそのポイントの呼称です。
期間:2020年9月~2021年3月末 7か月間限定
ポイント還元率:25%(上限5,000円相当)
ポイント還元の予算は2,000億円。人数にして4,000万人分(一人当たり5,000円の還元を受けると仮定)です。
※国民全員分の予算が確保されているわけではない為、マイナンバーカードを急いで作製したい人が各市区町村の窓口に並んでいます。

マイナポイントを獲得するための手順
マイナンバーカードを取得
マイナンバーカード取得方法
①-1 マイナンバーカードの交付申請書を用意 →②へ
①-2 交付申請書を紛失してしまった場合は本人確認書類を持参のうえ市区町村の窓口に申し出る →③へ
②交付申請書に記載のQRコードなどを使い「郵送」または「オンライン」で申請
③窓口で個人番号カード交付申請書 兼 電子証明書発行/更新申請書を受け取り「郵送」または「オンライン」で申請
④申請から一定期間経過後、市区町村から「交付通知書」が届く
※(交付)申請から交付通知書を発行するまで概ね1ヶ月
⑤交付通知書と本人確認書類を持参し、市区町村の窓口で受け取り
※受け取りの際に「利用者証明用電子証明書」の暗証番号を設定(数字4桁)
マイナポイントの予約(マイキーIDの設定)
マイナンバーカードを受け取ったらマイキーIDの設定(発行)を行います。
自身の端末でマイナポイントの予約(マイキーIDの設定)
①「マイナポイントアプリ」をスマートフォンにインストール
Google Play https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.go.soumu.mkpf.mkpfmypage&hl=ja
App Store https://apps.apple.com/jp/app/id1487419316
②マイナンバーカード発行時に設定した「利用者証明用電子証明書」の4桁の暗証番号を入力
③マイナンバーカードをスマートフォンまたはPC付属のICカードリーダライタでスキャン
※自身で設定する際は「マイナポイントアプリ対応スマートフォン」または「パソコン・公的個人認証サービス対応のICカードリーダライタ」が必要です。
※対応機種の確認
Android/iPhone https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/doc/nfclist.pdf
ICカードライタ https://www.jpki.go.jp/faq/iccardrw.html
支援端末でマイナポイントの予約(マイキーIDの設定)
全国各地に設置してある約9万箇所の支援端末で行う。
市区町村窓口・郵便局・コンビニ(マルチコピー機・ATM)・携帯ショップなど、
約9万箇所(今後開設するスポットも含む)に端末を設置。
マイナポイントの申し込み(決済事業者を選ぶ)2020年7月~
キャッシュレス決済をする事業者(サービス)をひとつ選び、マイキーIDと紐づける(2020年7月~)
キャッシュレス決済事業者のなかには自社への顧客の誘導を目的として、独自のキャンペーンを実施している事業者もあります。キャッシュレス決済の選択肢が複数ある場合は、事前に各決済事業者のキャンペーンの確認をするのがおすすめ。最新の情報は各決済事業者HPにてご確認ください。
対象となる決済事業者は「マイナポイントHP:対象となるキャッシュレス決済サービス検索」からご確認いただけます。
主なキャッシュレス決済事業者
主なキャッシュレス決済サービスは以下のとおりです。
クレジットカード
・三井住友カード 抽選で100名に10,000Vポイント付与
・エポスカード
・楽天カード
・イオンカード
・オリコカード
QRコード決済
・PayPay 登録で最大100万円あたる「ペイペイジャンボ」

・LINE Pay 特典クーポン付与

・au PAY 上限1,000ポイント付与(マイナポイント分の20%)

・d払い 500ポイント付与(d払い・dカード限定特典)

・Fami Pay 500ポイント付与(先着10万人)
・ゆうちょPay 500+1,500ポイント付与
・楽天ペイ
電子マネー
・楽天Edy
・SUICA 1,000ポイント付与+Wキャンペーン
・PASMO
・nanaco
・WAON 上限2,000WAON付与
デビットカード
・ジャパンネット銀行VISAデビット
・SMBCデビット
選択した決済サービスの利用もしくはチャージ 2020年9月~
マイキーIDと決済サービスの紐づけが完了したら、2020年9月から2021年3月末の間にこの決済サービスを利用、もしくはチャージすれば、利用額の25%(最大5,000ポイント)が自動的に還元されることになります。
マイナポイント利用の注意点
・「マイナポイント事業」期間中であっても事業予算に達した時点で打ち切りとなる可能性がある。
・ひとつの決済サービスで紐づけられるマイキーIDはひとつだけ。家族4人で利用する場合は一人ひとりがマイキーIDを取得し、各々のキャッシュレス決済サービスと紐づける必要がある。
・決済サービスごとに還元の対象となる利用法が異なる。買い物での支払いやチャージなど。
・ポイント付与は決済サービス利用から2カ月以内。ポイントの有効期限は最低3ヶ月。
・経済産業省が実施している「キャッシュレス・ポイント還元事業(2020年6月末まで)」とは別事業である点に注意。
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