温泉とは
日本では、1948年(昭和23年)7月10日に温泉法が制定された。この温泉法第2条(定義)によると、温泉とは、以下のうち一つ以上が満たされる「地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)」と定義されている(法的な定義による広義の温泉)。
Wikipedia引用
つまり、①摂氏25度以上の温水または②水蒸気その他のガスを含む鉱水(温度に拠らない)とある。
世界の温泉分布
世界に目を向けても温泉は世界各地で湧出しているが、その多くは主に日本列島を含む太平洋を取り巻く環太平洋火山帯に位置していることがわかる。温泉は今もなお火山活動が活発で地殻運動が続いている新期造山帯に沿って多く分布していることが見て取れる。
日本の温泉分布
日本の温泉分布をみてみると、全国各地に分布していることがわかりますが、水温25℃以上の温泉は火山フロントといわれるラインと密接にリンクしていることが見てとれます。海洋のプレートが大陸のプレートの下に沈み込むことにより地下の高温のマントルの一部が融解しマグマとなり地表に噴出し火山となりまる。水温25℃以上の温泉はこのような火山活動と密接にかかわっており、火山フロントに沿って分布します。これを「火山性温泉」と呼んでいます。
一方、太平洋沿岸地域(プレート境界に近い地域)では水温25℃未満の温泉が多いことがわかります。これらの温泉は地下深くに向かうにつれて地温が上昇することにより暖められた地下水を掘削して取り出し、温泉として利用してるからです。これらの温泉は火山活動と無縁なことから、「非火山性温泉」と区分されています。
他にないユニークなサービス!観光パンフレットお取り寄せサービス「みんたび」の紹介(無料お試し実施中)
長野県 おすすめ 日帰り温泉
長野県は南北に長く、県内いたるところから温泉が湧出する温泉天国です。日帰りでも楽しめるおすすめの温泉を紹介していきます。
北部
馬曲温泉 望郷の湯(長野県下高井郡木島平村)
山懐に抱かれた日本のふるさとの情景。
特に冬の雪景色は格別。単純泉(弱アルカリ性低張性温泉)
白馬八方温泉 みみずくの湯(長野県北安曇郡白馬村)
白馬村の中心地にほど近い、ロケーションの良いみみずくの湯。
pH11を超える日本屈指の強アルカリ温泉。白馬三山を望む美肌の湯。
アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)。源泉かけ流し。
白馬塩の道温泉 倉下の湯(長野県北安曇郡白馬村)
白馬村の中心地から車で10分ほど。
北アルプスを眺めながら入る「塩」の温泉。茶褐色のにごり湯。
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(中性高張性高温泉)。源泉かけ流し。
裾花峡温泉 うるおい館(長野市妻科)
長野県庁から徒歩10分。市街地にある茶褐色のにごり湯。宿泊施設も併設。
ナトリウム-塩化物温泉(中性等帳性高温泉)。源泉かけ流し。
大室温泉 まきばの湯(長野市松代)
善光寺平を望む天然温泉。地元で採れた「新鮮野菜」の直売所、食事処も併設。
カルシウム・ナトリウム−塩化物温泉(低張性弱アルカリ性温泉)。源泉かけ流し。
戸倉上山田 万葉超音波温泉(長野県千曲市)
地元の〝温泉〟銭湯。営業時間:4:00~23:00(受付22:30まで)
単純硫黄泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。源泉かけ流し。
秘湯の宿 葛温泉 高瀬館(長野県大町市)
日帰り入浴も受け入れてくれる秘湯の宿です。
単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。源泉かけ流し。
七味温泉 山王荘(長野県上高井郡高山村)
紅葉の名所松川渓谷の最奥、七味温泉にある日帰り入浴施設。
長野市に隣接する須坂市市街地から車で30分ほど(無積雪期)。
中部
乗鞍高原 湯けむり館
名峰 乗鞍岳を眼前に望む乳白色の硫黄泉。
単純硫黄温泉[硫化水素型](弱酸性低張性高温泉)。源泉かけ流し。
豊科温泉 湯多里山の神(長野県安曇野市)
景色がいいわけでも、設備がいいわけでも、立地が良いわけでもありません。とろ~とした泉質が自慢の美人の湯。シャワーとカランのお湯も温泉。風呂上りはお肌つるつる。
ナトリウム‐炭酸水素塩温泉(弱アルカリ性低張性低温泉)
南部
みはらしの湯(長野県伊那市)
眺望がすばらしい日帰り温泉施設。雄大な南アルプスを遠望。
はびろ農業公園、みはらしファーム内。さまざまな体験施設を併設。
単純温泉(弱アルカリ性低張性温泉)
最後に
信州の温泉の魅力、それはバラエティー豊かな泉質と、南北に長い地理的条件による気候風土。春の新緑、夏の爽やかな風、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の信州の自然と多様な泉質の温泉が、訪れた人に〝癒し〟を与えてくれます。
ここでは紹介していない、信州を代表する温泉地、野沢温泉、湯田中・渋温泉郷、別所温泉、鹿教湯温泉、上諏訪温泉、白骨温泉、昼神温泉…これらの温泉へは是非泊まりで訪ねてみて下さい。日帰り入浴とはまた違った魅力が各温泉地にはあります。
日々の暮らしに疲れたら、信州の温泉でひと息ついてみて下さい。
コメント