災害の多い日本列島。いざという時のために備えておきたい【食料備蓄、保存食、非常食】を紹介します。
日々の暮らしの中で、少し工夫するだけで、いざという時に役に立つことが多々あります。災害時をイメージして、いざという時の備えに役立ててください。
食料備蓄、保存食、非常食の違い
以下のように分類してイメージしておくと簡単に準備ができます。
食料備蓄‥日常の食品のなかで保存しやすいもの
保存食‥乾物や漬物など長期間保存のきくもの
非常食‥乾パンやアルファ米など災害等非常時の食料
☆食品を効率よく備えるためのイメージ☆
平常時 【 食料備蓄 → 保存食 → 非常食 】 緊急時
まずは食料の備蓄(ローリングストック)から、次に保存食、最後に非常食まで備えておくといざという時に安心です。
災害時に想定しておくべき被害
備えておくべきモノやコトはどういった被害を想定するかによってかわりますが、想定外を無くすためにもできるだけ〝最悪〟の状態を想定する事が大切です。
建物に取り残された
建物が孤立している
ライフライン(電気・ガス・水道)がすべて止まった
最低3日、できれば1週間は自助(自分で自分を助ける)の備えをしておきましょう。
災害時に備えておくべき食糧の備蓄量
国では過去の災害の経験をもとに、自宅避難を想定する際には最低でも3日分、できれば1週間分の備蓄が望ましいとしています。
最低3日分~1週間分×人数分の食糧の家庭備蓄
1日に必要なカロリー 成人 1,600~1,800Kcal 子供や高齢者 1,300Kcal
1日に必要な水 飲用水 最低1.5ℓ
調理水 最低1.5ℓ
備える際のポイント・注意点
ローリングストック
ローリングストックとは普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法。
災害時に備えた食品ストックガイド 農林水産省
加熱加工等が必要のないものを選択する
主食となるものとおかず(主菜・副菜)となるものを組み合わせておく
普段から食べなれているものを備えておく
おすすめする食品備蓄
そのまま食べられる
主食
パン缶詰、粥缶詰
おかず
魚缶詰、肉缶詰、レトルトカレー、レトルトシチュー
野菜の水煮缶、野菜のおかず缶、乾燥野菜(フリーズドライ)
その他
水、果物缶詰、果物ジュース、野菜ジュース、ゼリー、飴、チョコレート、羊羹、ジャム、蜂蜜
※命をつなぐ水
おすすめする保存食
一部調理水が必要
高野豆腐、乾物(鰹節、桜エビ、煮干し等)、干しタケノコ、漬物、日持ちする野菜類、日持ちする果物、ドライフルーツ
おすすめする非常食
調理水が必要
アルファ化粥、アルファ化ごはん、アルファ化もち
フリーズドライ加工食品、ベビーフード、スキムミルク
その他の特殊な食品
嚥下配慮食品、食品アレルギー対応食品、乳児用粉ミルク etc.
併せて備えておきたい必須用品
調理用熱源
カセットコンロ、カセットボンベ etc.
調理用備品
食品用ポリ袋、ラップ、アルミホイル、キッチンペーパー、除菌シート etc.
トイレ用品
簡易トイレも災害時には非常に重要なツールです。
引用 1)東京消防庁 2)農林水産省 3)神奈川県地域食生活対策推進協議会 4)静岡県防災用品普及促進協議会 5)Wikipedia
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