【防災】日々の暮らしから災害に備える 蓄電池のある生活へ

地球温暖化による影響は極地域や赤道直下の島国からじわじわと影響を広げ、中緯度地域の日本でも梅雨時の集中豪雨や台風による暴風雨などこれまでの経験とは次元の異なる災害が増えてきています。

日々の暮らしにおいてはインフラが整い、生活の利便性は格段に向上し、世界の中でもその恩恵をつとに享受している日本。災害と隣り合わせであることは理解しつつも、どこか自分とは関係の無いものと感じられてしまう日々の豊かな暮らし。

しかし、ひとたび災害が発生すると日常生活は一変し、日々の暮らしが便利であればあるほど、その反動により物理的・精神的困窮は大きいものがあります。

古来よりたびたび大きな災害に見舞われてきたため、避難訓練など防災に対する意識が高い日本ですが、これからの時代はこれまでの経験の範囲にとどまらない、急激に変わりつつある今日の地球環境に即応した〝備え〟が必要となることでしょう。

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電気も蓄える時代

スマートフォンの充電に用いるパワーバンク(携帯バッテリー)やボーイング787などの航機に搭載するリチウムイオン電池、リーフといった電気自動車の普及など身近になりつつある蓄電池ですが、まだまだ日常生活の中にもまた災害時においても利活用の余地が多くあります。

日々の生活から蓄電池の利用を促進し、災害に備える一助となれば幸いです。

電池(battery)とは 一次電池と二次電池(蓄電池)

電池(battery)には一次電池と二次電池があります。蓄電池とは二次電池のことです。私たちがこれまでよく使用していた単三電池など一般的に使用されていた電池は一次電池をさします。一次電池は一回の放電を終えると使用できなくなります。一方、二次電池は一回限りではなく充電して何回でも利用できる電池のことです。この二次電池を蓄電池とも呼んでいます。

蓄電池(二次電池)の種類

二次電池(にじでんち)は蓄電池(ちくでんち)、充電式電池ともいい、一回限りではなく充電を行うことにより電気を蓄えて電池として使用できる様になり、繰り返し使用することが出来る電池(化学電池)のことである。

Wikipedia引用

二次電池にはいくつか種類があります。主なものに鉛蓄電池、リチウムイオン蓄電池、リチウムイオンポリマー蓄電池、ナトリウムイオン蓄電池などがあります。

防災は日々の暮らしから

蓄電池は今後ますます私たちの暮らしに浸透し、暮らしを便利なものとしてくれるでしょう。さらに蓄電池は、日々の暮らしで活用することで、いざという時の備えにも繋がります。

若者を中心にスマートフォンの充電等、パワーバンク(充電器)は日々の暮らしの中に浸透してきています。一方、中高年層は若者と比べ蓄電池をうまく活用出来ているとは言えない状況です。日々の暮らしから少しずつ活用の幅を広げていく事が、いざという時の防災・減災にも役立ちます。

日々の暮らしの消費電力

災害時に蓄電池を有効に活用するため、日々の暮らしの消費電力について理解しておくことも大切です。各電気製品のおおよその消費電力は以下のとおりです。

例)電子レンジ…1000W、エアコン…500W、テレビ…100W、パソコン・冷蔵庫…50W、スマートフォン…10W

※電力W(Wワット)=電圧V(Vボルト)×電流I(Aアンペア)

スマートフォンのパワーバンクだけではなく、少し容量の大きい蓄電池を日常生活の中で利用しておくと災害時に役に立ちます。

コンパクトな家庭用蓄電池から始めるのがおすすめです。

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