ポータブル蓄電池 おすすめ 人気ランキング 家庭用 【防災】

地球温暖化の影響は極地方から徐々に中緯度地方でもみられるようになり、日本列島でも台風や大雨による災害がこれまでよりも頻繁に、そしてより甚大な被害を引き起こすフェーズに突入してきました。日々の生活から蓄電池の利用に慣れ親しんでおくことが、いざという時の備えにもつながります。

家庭用蓄電池は持ち運びできる(ポータブル)ものが多くあり、キャンプやバーベキューなど日常レジャーでも利用できます。

家庭用ポータブル蓄電池には容量の違いや出力ポートの違い、また充電方法の違いなど、商品により違いがあります。新しいモデルも次々に発売され、利用する人も増えてきています。そうした家庭用ポータブル蓄電池についてご紹介していきます。

蓄電池を販売するメーカーも増え、ANKER・cheero・suaokiなど人気メーカーの商品も登場しています。大きさや使い勝手の良さ、持ち運びやすさなどその種類や性能面についてまとめていきます。

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【防災】は事前の〝備え〟と日頃の〝利用〟が大切

夜の電気代が安い時間帯に蓄電池を充電し、日中、スマートフォンや蛍光灯などの給電に利用するなど、蓄電池を日頃から使い慣れていることがいざという時の備えには非常に大切です。

また、ポータブル蓄電池は家庭の中にとどまらず、キャンプや釣り、アウトドアのレジャーでも活躍します。一晩程度であれば、スマートフォンの充電やランプへの給電はもちろん、小型の調理器具、暖房器具へも給電できます。

また、災害時に家庭用コンセントから充電できない時でも小型のソーラーパネルや車のシガーソケットから充電できるものもあります。もしもの時の備えとして家庭に1台あるととても安心です。ポータブル蓄電池は様々なシーンで便利に活用できます。

ポータブル電源(蓄電池)の選び方

使う目的に合わせて容量を選ぶ

ポータブル電源の容量はmAh(ミリアンペアアワー)とWh(ワットアワー)で表示しているものが主流。ただし、mAhは使用可能な時間をイメージしにくく、比較する際はWhを基準にするといいでしょう。

なお、使用時には放電ロスやバッテリーの劣化も考慮し、実際に使用できるWhは容量の7割くらいに見積もっておくことが肝要です。

ピクニック、夜釣り、写真撮影では200Whくらいが目安

ピクニックで小型のサーキュレーター(扇風機)を使ったり、スマートフォンの充電、また旅行で写真撮影を多く行う際もカメラやビデオのバッテリーを充電する程度であればこのくらいの容量で十分です。

夜釣りなら灯りは必須。夜釣り用のライトの消費電力は10W程度なので、200Wもあれば凡そ20時間程度の点灯は可能です。このタイプのポータブル蓄電池は本体サイズもコンパクトで、外にも軽々持ち出しが可能で便利です。

キャンプ・車中泊には350Wh以上がおすすめ

キャンプや車中泊で使う予定の方には350Wh以上の容量がおすすめ。350Whなら放電ロスを差し引いても、アウトドア用の電気ケトル(約180W)や電気毛布(約40W)も使用できます。夏場であれば、扇風機(約40W)やサーキュレーター(約40W)を使用する事も可能です。

ミュージックプレイヤーを持ち込んで音楽をかけたり、夜間のライトも使いたいなら容量400W以上のものを選んでおくとよいでしょう。

災害対策には大容量かつソーラーパネル、シガーソケット対応モデル!

災害時の備えとしても便利なポータブル蓄電池。災害時に使用する為には大容量でかつソーラーパネル、シガーソケット対応モデルを選びましょう。停電の際は予備電源として使用でき、ラジオやスマートフォンの充電にも使え、情報の確保や小型の家電を動かすことも出来ます。

ソーラーパネル、シガーソケット対応なら停電時、自宅のコンセントが使えなくても充電可能。また、内蔵バッテリーもリチウムイオン電池にしておけば長く使えて安心です。日ごろから蓄電池の使用になれておくことで、いざという時にも安心。

5~6kgくらいまでなら無理なく持ち出せます。

日常のレジャーや非常用として使用するには、サッと持ち運びできるものが便利。軽いもので2kg、重いものでは8kgくらいのものまでありますが、5kgくらいのポータブル電源なら、駐車場からキャンプサイトまで少し歩くことになっても運びやすいです。

車中泊や夜釣りなど、車内、または車の脇で過ごすという場合は、遠くまで持ち運ぶ必要はないので8kgほどでも大丈夫ですね。

使い方にあった出力ポート数、種類を選ぶ

ポータブル電源に搭載されている出力ポートは、主に3種類あります。ポート数が多いほど高性能ですが、自分が使いたい家電に対応しているか、しっかり確認しておきましょう。

AC電源ポートは2口以上あると便利

ゆとりを持って使用できるように、AC電源ポートが2口以上あるものを選ぶのがおすすめです。コンセント式の家電はAC電源ポートから給電できます。

キャンプや車中泊ではサーキュレーターと充電器を、冬には電気毛布と卓上ヒーターを、というように複数の電気製品を同時使用することもありますね。ポートが2つ以上あれば、複数の家電に給電したいときもフレキシブルに対応できて便利です。

使用する家電に合わせてDC電源ポート搭載品を選ぶ

DC電源出力ポートは、ピンジャックタイプとシガーソケットタイプの2種類があります。しかし、家電によってはどちらかからしか給電できないものがあるため、利用したい家電にあったDC電源ポートが搭載されているものを選ぶのがおすすめです。

車載専用のポータブル電気ケトルや炊飯器などは、シガーソケットからしか給電できないものが多め。一方、LEDランプの中にはピンジャックにしか対応していないモデルがあります。

多くのポータブル電源は両方に対応していますが、中にはどちらかだけのものもあるため、しっかり確認してから購入しましょう。

USB出力ポートがあると、モバイル製品の充電も便利

スマホやタブレットの充電には、USBポートが搭載されたものをおすすめします。AC・DC出力ポートからでもコンセント式充電器は使用できますが、USBポートがあればより便利です。

AC電源にその他の家電製品を接続したまま、同時にUSBポートでモバイル端末の充電をするという使い方もできます。USBポートがあればUSBで動く扇風機やライトなどを使うこともできます。

出力波形と「Hz(ヘルツ)」 東日本は50Hz、西日本は60Hz

ほとんどの家電を動かせる「正弦波」は用途が広がる

出力波形は、正弦波と矩形波の2種類。この違いによって使用できる家電の種類が変わってきますので、それぞれの違いを理解しておきましょう。

冷蔵庫やテレビなどさまざまな家電を動かしたいのなら、正弦波がおすすめ。矩形波よりも価格は高くなりますが、正弦波は家庭用の電力に近く安定していますので、パソコンなど精密な周波数の家電も動かすことができます。

また、注意しなければいけないのが、ACアダプタ出力時の「Hz」。東日本では50Hz・西日本では60Hzとなっており、電子レンジや洗濯機などはHzが合わないと使うことができません。またモーターを使うサーキュレーターや冷蔵庫などは、性能が大きく変わる可能性があります。

50Hz/60Hzのどちらも使えるモデルなら問題はありませんが、片方にしか対応していないポータブル電源も多いため、接続する家電に対応しているかよく確認しておきましょう。

「短形派」は価格が安く、ちょっとした使用に便利

矩形波は、扇風機やライトなどちょっとしたものにしか使わないという方におすすめです。電子レンジやパソコンなど精密な機器には使えませんが、明りとりのライトや扇風機くらいなら問題なく動かせます。

スマホの充電もできますので、最低限の使い方しかしない方にはぴったり。正弦波に比べると価格が安いので、手に入れやすいのも魅力です。

スペック以外の便利な機能にも注目

基本的なスペックを押さえたら、商品によって異なる便利な機能も比較してみましょう。ソーラーパネルで給電する人は、充電効率を最大化してくれる「MPPTチャージコントローラー」搭載モデルが便利。「suaoki」の商品に採用されています。

「バッテリーマネジメントシステム」を搭載した商品は、接続している機器に合わせて効率的にバッテリーを利用できるので、安全に長くポータブル電源を活用したい人にピッタリ。商品によって異なる搭載機能もチェックしてみましょう。

PSE検査合格品なら安心

モバイルバッテリーと同様、ポータブル電源もリチウムイオンバッテリーを内蔵したものが多く、安全の確保は必須です。電気用品安全法に基づく技術基準に沿った「PSE検査」に合格していれば安心して使えます。

安価すぎるモデルは避け、できるだけ名の通ったメーカーの製品や、安定した評価を得ているものを選ぶのもポイント。保証書の有無・保証期間・サポート体制もチェックし、バッテリー交換などのアフターケアがあればより理想的です。

おすすめポータブル電源【蓄電池】

Anker PowerHouse

容量:200W

4つの出力ポート ①シガーソケット ②AC電源 ③④2つのUSB-Aポート


Power ArQ

容量:626W

別売されているソーラパネルと併用する事で、太陽光から充電する事が可能。災害時の備えにも。


LACITA ENERBOX

容量:444W

当製品は一般的な蓄電池で採用されているリチウムイオン電池ではなく安全性に優れた三元系リチウムポリマー電池を採用


最後に

スマートフォンのモバイルバッテリー(パワーバンク)は日常生活で目にすることも多くなりましたが、より容量の大きい蓄電池も数多く製品化されています。日々の生活から蓄電池を利用することで、地震や台風など災害時の〝いざという時〟の備えに繋がります。これからますます安価で高性能な蓄電池が製品化されてくるでしょう。

お一人おひとりの用途にぴったりなものを選び、日々の生活からお役立てください。

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