紫外線が新型コロナウィルスの救世主となるか?!

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紫外線が新型コロナウィルスの救世主となるか?!

紫外線というと日焼けのほか、シミや皮膚がんの原因となることが知られており、人体によくないイメージを持たれている方も多いと思うが、そんな紫外線が新型コロナウィルスに対して有効ではないかと期待されている。

たとえば太陽から地表に届く光は波長の長い方から短い方へ大きく赤外線、可視光線、紫外線の3つに分類される。

赤外線は目には見えないが肌に熱さを感じる長い波長の光で、家電用リモコンや赤外線ヒーターなど身近な生活のなかで利用されている。可視光線は字のごとく目に見える光のことで、ニュートンは目に見える光(可視光)は波長の長い方から短くなるにつれて「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の7色に映るとした。虹色もこの原理に基づいて波長の長い方から短い方へ7色とされている。虹の7色である。雨上がりの空に掛かる虹は大気中に浮遊する水滴の中を光が通過する際に波長の長い光から短い光へと波長の長さに応じて屈折をして異なる7つの色の帯として人の目に映る。色の配列は太陽光が上空から射す事から、基本的に外側が〝赤〟内側が〝紫〟の光の帯となる。

太陽から地表に届く光は赤外線、可視光線、紫外線の3つに分類され鵜が、昨今注目されているのはこれまでいあまり良いイメージを持たれていなかった紫外線である。

紫外線とは

*紫外線(ultraviolet:ウルトラバイオレット)は光のなかでも波長が10~400nm(ナノメートル)の光をさし、可視光線より短くX線より長い不可視光線の*電磁波である。

紫外線(しがいせん、: ultraviolet)は、波長が10 – 400 nm、即ち可視光線より短く軟X線より長い不可視光線電磁波である。可視光線の紫色の外側という意味で紫外線という。1960年代(昭和35年)以前の呼び名は菫外線(きんがいせん)とも[1]。また、英語の ultra-violet からUVと省略される。

Wikipedia引用

電磁波(でんじは : electromagnetic wave)は、電場磁場の変化を伝搬する波(波動)である。電波は、電磁波の一種である。電磁波は波と粒子の性質を併せ持ち、散乱屈折反射、また回折干渉など、波長によって様々な波としての性質を示す一方で、微視的には粒子として個数を数えることができる。

Wikipedia引用

紫外線はさらに波長の長さによってUV-A波、UV-B波、UV-C波と分類することができる。これまで我々が主に紫外線といっていたのはUV-A波とUV-B波である。なぜならUV-C波は上空のオゾン層に遮られ地表には届かない光だったからである。

UV-A波…真皮まで到達しシワ・たるみの原因に

波長:315~380nm

太陽光線由来のもののうち、5.6%が大気を通過する。冬季及び朝夕でもあまり減衰しない。皮膚の真皮層に作用し蛋白質変性させる。皮膚の弾性を失わせ老化を促進する。細胞の物質交代の進行に関係しており、細胞の機能を活性化させる。また、UV-Bによって生成されたメラニン色素を酸化させて褐色に変化させる。日焼けとしては色素が沈着し皮膚が黒くなる、いわゆるサンタン (suntan)と呼ばれる日焼けを引き起こす。

Wikipedia引用

UV-B波…表皮に到達し日焼け・シミの原因に

波長:280~315nm

太陽光線の由来のもののうち、0.5%が大気を通過する。表皮層に作用し、色素細胞がメラニンを生成し防御反応を取る。これがいわゆる日焼けである。この際ビタミンDを生成する。日焼けとしては皮膚が赤くなり痛む、いわゆるサンバーン (sunburn)と呼ばれる日焼けを引き起こす。なお、こちらの日焼けの場合も最終的には色素の沈着と黒化を引き起こす。

Wikipedia引用

UV-C波…最も人体に有害である一方、殺菌・消毒効果が期待される

波長:200~280nm 

注釈)Wikipediaの説明では200~280nmをUV-C波を分類している。環境省の資料(下記の図)では100~280nmをUV-C波と分類している。280nm以下を総じてUV-C波と分類するケースもある。

オゾン層で守られている地表には到達しない[5]。強い殺菌作用があり、生体に対する破壊性が強い。ハロン系物質によりオゾンホールが発生すると、地表に到達して生物相に影響が出ることが懸念されている。

Wikipedia引用

もともとUV-C波は上空のオゾン層に遮られ地表の我々の生活空間に届かないことからこれまであまり注目されることはなく、また高エネルギーで皮膚がんや白内障をもたらすなど人体への有害性が高いため、人が立ち入らない場所でしか使用できないという制約があった。

ところが近年、神戸大学とウシオ電機㈱が222nmの紫外線UV-C波を人体の正常皮膚に直接照射したところ、急性障害である紅斑の発生なく常在菌を殺菌する事に成功した。

また、米コロンビア大学放射線研究センターでも人体に害を及ぼすことなく効果的に細菌やウィルスを消毒する手段としてUV-C波(205~230nm)に着目し研究に取り組んできた。その結果UV-C波(207nm)、UV-C波(222nm)それぞれにおいて細菌の消毒、ウィルスの不活性化について有益な結果を示す論文を発表した。

同大学の研究チームは新型コロナウィルスと同じヒトコロナウィルスでもUV-C波によってウィルスの不活性化に成功していることから、新型コロナウィルスへの効果にも期待が持たれている。加えてUV-C波を生成する紫外線ランプは比較的安価に生産できることから、屋内の空気中にただようコロナウィルスのエアロゾルを除去する方法として安全かつ低コストな手段として期待がもたれている。

注目を集めるUV-C波

これまであまり注目されてこなかったUV-C波の研究が徐々に進み、細菌の消毒やウィルスの不活性化に期待が持てることがわかってきている。しかしUV-C波は元来強い殺菌作用があり、生体に対する破壊性も強いことから、まだ研究・検証段階である。

最後に

先にも述べたが、UV-C波は一部の波長域においては安全性を示す研究成果も発表されているが、基本的には人体への有害性が高い危険な光である。従って、商品の正しい理解と正しい使用が不可欠である。通信販売サイトで販売されている紫外線除菌機能を持つ商品をいくつか紹介するが、購入にあたっては商品の性能ならびに使用方法をよく確認し、その使用にあたっては十分ご注意いただきたい。当サイトが商品の正しい理解と安全な使用の一助になれば幸いです。







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