太陽に当てるだけでスマートフォンやノートPC、モバイルバッテリーや蓄電池へ充電ができ、アウトドアや災害時の強い味方にもなるソーラーチャージャー。Anker、Ravpower、Suaokiといった様々なメーカーから各種商品が販売されていますが、ソーラーチャージャーの基本的な説明とともにそれぞれの商品について検証していきたいと思います。
ソーラーチャージャー(充電器)とは
ソーラーチャージャー(充電器)とは、太陽光パネル(ソーラーパネル)で発電した電力をスマートフォンやタブレットなどに充電できるよう、トランス(変圧器)等を組み合わせた充電器のこと。簡単にいうと屋根の上についている大きな太陽光パネルを小型化したもの。
コンセントを必要としないので、登山やキャンプなどのアウトドアや災害時などにも役立つアイテムです。
一方で、屋根の上の大型太陽光パネルと比べまだまだ日常生活のなかで使用するには一般的になっていない為、いざ利用するとなるとイメージがわかない方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はソーラーチャージャー(充電器)についてご紹介していきたいと思います。
ソーラーチャージャーの選び方
種類で選ぶ
- 発電性能が高い「折りたたみタイプ」
電源が十分に確保できないシーンでモバイル端末を充電したい方におすすめなのが「折りたたみタイプ」のソーラーチャージャー(充電器)。大半の製品がソーラーパネルを複数枚搭載しており、太陽光による発電量が大きいのが特徴です。
製品を選ぶ際は発電量：*総ワット数を確認しておくのがポイント。傾向性を重視する方は折りたたみ時のサイズや重量もチェックしておきましょう。
*ワット数：電力（W）＝電圧（V）×電流（A）(×力率) 電気の使用電力量はWh：ワットアワー＜電力量＞
電力量（Wh）＝電力（W）×使用時間（h）
折りたたみタイプは蓄電できないタイプが多いので注意が必要です。夜間にスマホなどを充電したい場合は、日中ソーラーチャージャーで発電した電気をモバイルバッテリーなどに蓄えておくことが必要です。
- 小型で持ち運びやすい「コンパクトタイプ」
ソーラー充電器の中でも日常的に携帯したい方に便利なのが「コンパクトタイプ」です。大きさはおおむね手のひらサイズで、太陽光を取り込むソーラーパネルの総面積が十分に確保出来ない為、発電量が小さいのがデメリット。しかし、蓄電できるタイプが多いため、モバイルバッテリー感覚で使用できるのが特徴です。
購入する際は出力用ポートの数や種類、蓄電機能の有無など、機能面の確認も忘れずに。
変換効率の高さで選ぶ
ソーラーチャージャーは製品によって太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する仕事率が異なります。従って製品の「交換効率」もチェックしましょう。なお、現在の技術では「変換効率」は30％あたりが上限となっています。
充電スピードで選ぶ
早く充電する為には電流の強さを表す「Ａ(アンペア)」の数値が大きいものを選びましょう。基本的に数値が大きければ大きいほど充電スピードが早くなります。
目安としてスマートフォン1台を充電したいのであれば1Ａあれば十分です。タブレットの充電は2Ａあればあると安心して使えます。
充電ポートの数で選ぶ
スマホを2台同時に充電したいときはUSBポートが2つあるものを選びましょう。
耐久性で選ぶ
ソーラーチャージャー(充電器)は基本的に屋外で使用するアイテムです。少しの衝撃で壊れてしまうものだと不便ですので、頑丈なモデルを選ぶのがおすすめです。さらに防水・防塵機能が備えられているソーラーチャージャーであればより安心して使用できます。また、アウトドアで使用する際は温度変化に耐えられるかもポイント。性能はメーカーやモデルによって差があるので、購入する前にチェックしましょう。
安全防止装置の有無で選ぶ
ソーラーチャージャーの持つ電力を全て使い切ってしまったり、バッテリーが〝ゼロ〟のまま放置しておくと「過放電」という状態になりバッテリーが使えなくなってします可能性があります。また、逆に充電をし過ぎて「過充電」という状態になるとバッテリーの種類によっては劣化するだけでなく発火してしまう可能性もあるため非常に危険です。
ソーラーチャージャーを選ぶ際は「過放電」「過充電」防止装置が搭載されているかも大切なポイントです。
ソーラーチャージャー 一覧
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